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2019年8月9日イベント報告

給食栄養士のみなさんと長野市産農産物ほ場の視察研修会を開催しました

 長野市産農産物のPRと消費拡大を図るため、令和元年8月9日(月)に、長野市小・中学校および養護学校の給食栄養士のみなさんとキャベツのほ場(畑)視察研修をしました。当日は、関係者のべ19名の参加がありました。

 ながの農業協同組合の紹介により、芋井栄峰の藤岡さんのキャベツほ場を見学させていただき、 お話を伺いました。今年は雨が多く、日照不足の関係もあり、苦労しているとのことでした。安定的に供給できるよう、1週間ごとに違う畑で順番に定植を行い、作業を行います。連作障害を避けるため、キャベツを収穫した後はトウモロコシを栽培しますが、キャベツとトウモロコシでは肥料の量が異なり、また、トウモロコシ栽培のために使用した肥料は来年の作物にも影響を与えてしまうため、バランスが難しいとのこと。鳥獣被害については、戸隠には大きな熊がおり、裾花地区の他の農作物も被害を受けたそうです。しかし、熊や猪はトウモロコシは食べるが、キャベツは食べないので、キャベツ畑を荒らされることはないとのことでした。

 キャベツのほ場を視察した後は、芋井にある大型予冷庫を視察しました。先ほどのキャベツを含め、JAながの裾花営農センター管内で収穫された農作物は、一旦こちらの予冷庫に格納されます。下部の写真(右)の真空予冷機では40分ほどで急速に冷やすことができるそうです。スーパーで冷気が手にあたると冷たい感じがしますが、それと同じで、水を飛ばして冷やすことによって鮮度が保たれる仕組みです。予冷庫内は、約5°Cに保たれており、そこで1晩寝かし、次の日に市場へ出荷します。毎日キャベツを500ケース、トウモロコシを350ケース冷やしているとのこと。

 栄養士のみなさまはいずれの視察先でも熱心に質問を行い、今後の給食の献立に参考となった様子でした。

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